「基本の」タンクトップの作り方③
いつもご訪問いただきありがとうございます😊
さて、シリーズも3回目になりました
「基本」のタンクトップの作り方
いよいよ縫っていきます
その①でも書きましたが
バイアステープ(ニットテープ)でくるむというのが
難易度が高いので
このやり方に重点を置いて説明していきます
- ニットテープのよくないつけ方
- ニットテープを伸ばして縫う?
- 縫う順序について
- パイピングの仕方
- 全体を仕上げよう
1 ニットテープのよくないつけ方
これは初心者さんが必ずと言っていいほど
やってしまう失敗です
ニットテープを巻きのまま
マチ針を打ってしまうやり方です
これをすると目に対して斜めになっている本体は
どんどん伸びていきます
なので実際の寸法より長いテープを
使ってしまうことになります
そうすると全てが大きく出来上がってしまいます
型紙で測ってみると
13.5×2=27cm
本体は
14.5×2=29cm
上のテープを外して測ると
(これには縫い代2センチも含まれてます)
だいたい29.5cm
ということで伸びていることがわかってもらえましたか?
大事なのは必ず型紙と実際の生地の両方を測ることです
実は「うちの犬の服+小物」という本の中に
このような写真が載っています
私は決してこの本をディスっているわけではありません
この本の型紙は使いやすいのが多くいくつも作っています
プロが作れば上手くいくかもしれませんが
初心者がすると失敗する可能性が高い、と言いたいのです
2 ニットテープを伸ばして使う?
まず型紙で測った長さでニットテープをつけてみました
次に80%(実寸27cm×0.8)の 21.6cm+縫い代にしました
重ねると
同じ型紙で作ったとは思えないくらい
歴然とした違いがわかってもらえますね
3 縫う順序について
タンクトップの縫い方は本によって色々あります
初心者用に先に肩を縫ってパイピングをした後
もう片方の肩と脇を縫うやり方もあります
写真は「うちの犬の服+小物」を写しました
しかしパイピングはその方法でできますが
もっとレベルアップしたリブを使って仕上げる方法を
取り入れた時に基本は同じなのに
また新しいやり方を覚えないといけません
なので、できれば先に肩と脇を縫ってから
パイピングで処理をする方法を覚えた方が
より高度な技術を取り入れやすいと思います
パイピングよりリブで作った服は
より本格的な服を仕上げることができます
4 パイピングの仕方
パイピングの仕方も色々ありますが
これまでそれぞれ試してみて一番失敗がなかった方法を
書きます
その前にニットテープについて少し🤔
ニットテープはきれいに真ん中で折れてませんよね
片側が1.3〜4cm、もう片側が1.6cmくらいに折られてます
この1.3cmの方を生地の裏側にあてます
1.6cmを表からかぶせると
このように差ができますね
そこにミシンをかけると
表は1ミリくらい、裏はテープのすぐ下あたりに
ミシン目が出ます
まず首回りのやり方から説明します
肩脇を縫った本体を半分折ります
そして前後身頃の真ん中に印をつけます
次にニットテープを半分に折って1センチの縫い代で
輪にします
そのまま半分のところに印をつけます
本体を裏返します
ニットテープの幅の狭い方を裏側持ってきます
ニットテープの縫い線と前身頃の真ん中の印を合わせます
この時マチ針は身頃側からうちます
次にニットテープの真ん中の印と後ろ身頃の印を合わせて
身頃側からマチ針をうちます
見頃をたるませながら後ろ身頃の方から順に
マチ針をうっていきます
反対側も同様にします
前身頃の真ん中からミシンで縫い始めます
この時身頃がたるんだまましわにならないよう引っ張りながら縫います
マチ針をのところまできたらミシンを止めてマチ針を抜き
続きを縫っていきます
一周縫いました
裏返っていたニットテープで端をくるんでいきます
身頃にしわができないように注意しながら
一周マチ針をうちます
テープの際1ミリくらいのところを縫っていきます
ゆっくりね
縫い終わりました
4 全体を仕上げよう
袖は前後を重ねてだいたいの肩山を取ります
先程と同じ様にニットテープに中心の印付けをして
中心を肩山に持ってきます
あとは首回りの同じです
縫い代が重なって厚くなったところは
クリップを使って止めると楽です
身頃やテープを縫い込まないように気をつけて
(カーブしているのでどうしても斜めに寄ってきます)
手元で二枚を真っ直ぐに正しながら縫うといいです
肩線が捻れてないか確認してくださいね
脇の縫い代とテープの縫い代で厚くなってゴロゴロするので
縫い代の一部を切り取ります
カーブでテープが外に開いていくので目打ちなどで
押さえながらすると縫いやすいです
こんな風に道具を使ってすると
ちょっと上級者になった気分で楽しいですよ💕
裾も本によっては前80%後ろ90%と書いてあったりしますが
全部80%で計算してもいけると思います
胸が張っている犬は少し長めの方が着せやすいでしょう
必ず中心の印をつけましょう
そうすることで均等にパイピングできます
完成しました!
まずは慣れること だと思います
何着か作るうちに感覚的にわかってくると思います
偉そうに色々書いていますが
「〜した方がいいと思います」とか
「〜します」などと書いているのは
私が一度はやったことのある失敗だからです
身頃やテープの巻き込みなど未だにやります
でもほどくのって大変なんですよね
なのでなるべくほどかなくていいように
慎重に縫っていくときれいに作れると思いますので
頑張ってください!
おまけ
よくミシンをかけ終わって裏を見たら
こんなことになってませんか?
これはミシンが悪いのではなくて
上糸を押さえておくと解消します
ミシンのかけ始めだけ指で糸を押さえます
するとすんなりきれいなミシン目になりますよ
最後まで読んでいただきましてありがとうございました😊